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2012年10月04日

お月見の季節ですね



お月見の季節ということで、こういうシチュエーションにしてみました。
一応ヌードですが、全年齢用に隠すところは隠してます(笑)
床面を鏡面にしてみたので、反射が映りこんでますが、こういうのを手描きでやろうと思うと非常に難しいです。
しかしCGならばレイトレーシングでこのように簡単に出来てしまいますね。 さすが文明の利器!

で、毎度ながらここからはまじめな話といきます。
前に、中国の反日暴動について、実際に怒っているのは中国国内の格差社会に対してであって、日本はその象徴に過ぎないのではないかと書きましたが、今朝のワイドショー(「特ダネ」だったかな?)で、暴徒が同じ中国人に暴行をはたらいていることが報道されました。
もしも、中国の暴動が「日本人」に対してのものなら、工場や店舗などを襲わずに直接日本人の住宅街を襲うはずだと思っていたのですが、この事件を見て、先の考えがやはり正解なんじゃないかと思えてきました。
さて、中国はさておき、我が国ではどうでしょうか?
我が国で「格差社会」という言葉が聞こえ始めてからだいぶ経ちますが、この傾向は以前に増して悪化しているように思えます。
政府はことあるごとに「格差の是正」とか「再生可能な社会」とか「若者が希望を持てる社会」だなどと言っていますが、現実には一向に改善される気配がありません。
そもそもこの「格差」はどこから始まったのか?
一般に言われているのは小泉政権時代の「規制緩和」政策がその元凶ということです。
当時は「規制緩和」という言葉がなんとなく、自由度が増してみんなに恩恵があるように感じられ、なんとなく賛成した人が多かったように思えます。
しかし、実際にはこの規制緩和のおかげで企業は非正規の従業員を大量に雇うことができるようになりました。
それまでの派遣業法では非正規の派遣社員については特殊な技能を持つ人に限られるなど非常に厳しい規制があって、派遣社員は一種の専門職として高収入な人が多かったようです。
それが、規制緩和されて一般職や工場のラインなどにも派遣が出来るようになり、また非正規の従業員を雇うことについての規制も緩和されたため、一気に非正規の労働者が増え、逆に正社員への門はひどく狭くなってしまいました。
企業がなぜ非正規労働者を増やしたいのかといえば、理由は簡単で、単純に人件費を削りたいからです。
非正規従業員を増やせば給与の額そのものも少ないですが、なによりも会社の仕事量に合わせて自由に人数を増減できます。
正社員の場合は会社の仕事が少ないときでも一定の人件費がかかりますが、非正規従業員であれば、仕事が少ないときには単に人数を減らせばいいので簡単なものです。
つまり、このシステムは従業員を単なる機械の一種というように考えているということです。
要するに「規制緩和」は雇用する側の「自由」は増えましたが雇用される側の自由や権利は大幅に侵害されるという結果を生んだわけです。

長くなったので、以下は次回にします。  


Posted by 猫屋萬斎 at 02:17Comments(0)社会

2012年10月01日

Poserのフィギュアとは



前回から登場したアミちゃんです。
制服を着せてみるとこんな感じで、まあなんとかまとまってるんじゃないかと思いますね。
このフィギュアは先にも書いたようにあまり可愛くないんですが(笑)、他のフィギュアに比べて笑顔のモーフが非常に良いです。
Poser(又はDAZスタジオのフィギュア)は笑顔にしようとすると、えてして不気味な表情になってしまうのですが、このコに関してはご覧のようにあまり違和感の無い表情を作れます。
顔の部分を拡大するとこうなります。


さらにもっと笑わせてみます。
ついでに制服も変更していただきもののAKB風のものを着せてみます。


なんとかアイドル風というか、青春っぽい感じが出てるんじゃないかと思いますがいかがでしょうか?  


Posted by 猫屋萬斎 at 01:37Comments(0)

2012年09月29日

新キャラ購入



今回新たに購入したフィギュアです。
ご覧のようにあまり可愛くないですが(^^;)、非常に日本人っぽい顔だったのでつい買ってしまいました。
名前はAmyとなっていまして、普通に読むとアミーかエイミーだと思いますが、日本人の女の子にはあまり無い名前です。
日本風にするとアミかエミですが、後者は知り合いに同じ名前の子がいるので、エロCGにするとなにかと誤解を招く恐れがあり、よろしくないです(笑)
というわけで、暫定的にアミということにしておきます。
さて、今回もボディソープの表現に挑戦しましたが、いかがでしょうか?
今回は泡の一つずつに対して透過と反射の表現を入れているんですが、このサイズに縮小すると前とあまり変わらないですねえ。
日々精進ですね。
  


Posted by 猫屋萬斎 at 01:52Comments(0)

2012年09月28日

予想外に面白かったガンダムAGE



先日「ガンダムAGE」が最終回を迎えた。
放映前の評判では、やや子供向きということで正直あまり期待していなかったのだが、試しに観てみたら意外に面白いじゃないか!
キャラクターもなんか昔風というか漫画チックな感じだし、CGの使い方もこれ見よがしでないところがいい感じだ。
ちょっとノスタルジックな雰囲気さえ漂う中で展開されるストーリーは、当初はファーストガンダムへのオマージュかと思わせたが、回が進むうちに、これは我々第一アニメ世代に向けての作品じゃないかという気さえしてきた。
特筆すべきはファーストを髣髴とさせる話を超ハイスピードで進行させ、14話目にして早々と「巡り会い宇宙編」まで来てしまった点だ。
この後、どうするのかと思ったら、次の回からいきなり世代交代。
このシリーズでは主人公が孫まで三代に渡るというドラゴンボールみたいな世代交代があって、ガンダムシリーズでは破格の時間尺度を持っている。
しかし、笑ってしまうのは全話にしばしば登場するオールドアニメの影。
例えば主人公達が乗る宇宙船は最初から変形を前提にしたようなデザインで、案の定変形するとお約束の「木馬」型になり、さらに艦首に装着した主砲、フォトンブラスターは一撃必殺だが一回発射するとしばらくエネルギー充填に時間がかかるという…アレですよ(笑)
そして三世代目の主人公、キオの父親(二世代目の主人公アセム)は戦闘中に負傷して行方不明。
これはたぶん宇宙海賊になって帰ってくるんじゃないかと思ってたら、まさにそのまんまのシチュエーションで登場。
作中ではあまり触れられなかったようだが、戦闘で片目を負傷したらしく、彼が乗るマジンガーZみたいなガンダムにはご丁寧なことに片目にアイパッチまで着いている。
この上はぜひ肩に鳥さんも乗せて欲しかったと思うのは私だけか?
もちろん敵方もお約束は外していない。 第二世代から登場する敵役は赤い服に赤いモビルスーツ、そしてなんか適当な理由をつけて着用しているマスクと、まあ天晴れな定番ぶりだ。
オールドアニメの極みは第三世代での物語背景。 実はずっと過去に高度な戦争文明があって、封印されたその技術の復活がどうのこうの…もしやこれは、モビルスーツじゃなくてヘビーメタルとかいうものでは(^^;)。
なかなかオールドファンのつぼを心得た演出が涙もののシリーズなのであった。
もう一つ付け加えると、どのキャラクターも比較的シンプルなパーソナリティで、エヴァ以降に大量発生した鬱病気味のキャラがいないのも良かったし、デザインも漫画っぽくて非常に良い
エロゲーのキャラみたいなSEEDの連中には辟易していたので、留飲が下がる思いだった。
これはぜひファースト世代の人にも観て頂きたいガンダムである。  


Posted by 猫屋萬斎 at 00:50Comments(0)

2012年09月19日

尖閣問題 ~赤い疑惑~Vol.2



更科さん、いつもコメントありがとうございます(^^)
ご指摘に従いまして、今回はオネエサン画像付きでお送りします(笑)
まず、このCGについて。
ボディソープの感じを出そうと思ってシェーダーをいじってみたりしましたが、どうも上手くいかないので手描きで泡をつけてしまいました。
遠めに見ればなんとなくそんな風ですが、やはり実物の写真などをよーく観察してみないとどう描けばいいのかよくわかりませんね。
ってことで、雰囲気だけで手抜きで描いたので、相当いい加減な感じになってしまいました涙
やはり、ちゃんと実物を観察して描かないとダメですね。
良い子は絶対まねをしないでね。

という掴みをしといてから本題に入ります。
昨日に引き続いて、連日マスコミをにぎわせている反日デモ関係ですが、なにやらテレビのコメンテーターとか「中国問題に詳しい」とかいう教授なんかの話を聞いていると、どうも違和感というか、なんかピントがずれてるような妙な気がします。
というのは、デモや暴徒の映像を見ていて感じたのは単なる「反日」とか「反政府」とかではなくてもっと違うところへの「怒り」だからです。
これは個人的な印象なので、先の専門家の皆さんの意見とは違うかもしれませんが、こんな風に感じています。
すなわち、あのデモに参加している人たちは本人も自覚していないかもしれませんが、実は同じ中国人でありながら自分達との間に大きな格差が開いている者達への怒りではないかということです。
報道によれば、デモで過激な行動をとっているのは多くは若者で、中国ではひどい格差社会が生まれつつあって、その格差の底辺で明日を見出せない人達だと言っていました。
だとすれば、彼らの目から見れば、日本や欧米の企業で働いたり、そうしたところとの取引などで巨額の財を成し、休暇には日本の高級ホテルに家族旅行で行って、日本で好き放題に散財し、国に帰れば日本の高級車を乗り回すような「富裕層」は思い切り鼻に付く存在でしょう。
しかし、それが具体的に誰なのかは良くわからず、分かっても個人を攻撃すれば逆に自分が制裁を受けてしまいます。
そこで、そういう富裕層の象徴として日本や日系の企業が襲われたのではないでしょうか。
本音を言えば、彼らにとって日本も尖閣諸島もどうでもいい問題で、本心では格差の底辺に置かれている理不尽さへの不満を吐き出したいのではないかと思います。
中国政府も実はそれがわかっているので、このままデモが拡大していつかはこの本音が出てくるのを恐れているのではないでしょうか?
だとすれば、今マスコミが深刻にふれ回っている中国脅威論は的外れだけでなく、単に視聴者の不安を煽って世論を右傾化させるだけという惧れがあります。
むしろ、中国政府としては日本よりもこの問題の沈静化を願っているのではないかと思いますが、先方も国民の支持が落ちるのはいやなので、建前としてかなり強い表現を使います。
しかし、こうした中国の公式発言の裏には「うまく意を汲んで馴れ合い試合にしてくれ!」という声が聞こえるような気がするのですが、そうは思いませんか?
  


Posted by 猫屋萬斎 at 00:34Comments(0)政治関係

2012年09月18日

尖閣問題 ~赤い疑惑~

このところ毎日のように報道される中国での反日デモ。
暴徒と化したデモ隊に頭にきている日本人も多いのではないかと思うが、感情的なところはさておいて、その他の状況などを考慮に入れてみると、ある疑惑が浮かんできた。
そもそも、今回の騒動の引き金になったのは、中国の自称活動家らが尖閣諸島に上陸したことによる。
それに対抗するつもりだったのか、日本政府がいきなり国有化し、今度は中国政府も引っ込みが付かなくなって強いことを言い始めたわけだが、これで得をするのはだれだろうか?
マスコミの論調では「日本にも中国にもなんの得にもならない」という感じだが、アメリカにとってはどうか?
現在、普天間基地やオスプレイの問題でなにかと日本国内の世論が反米軍になってきたこのタイミングで、いわば「外敵」の登場。
当然、国内世論は一転して日米同盟強化や安保条約の再認識という方向へ流れ始めている。
考えてみると、その前に尖閣諸島沖での中国漁船の体当たり事件も鳩山政権が普天間基地問題でゴタゴタを引き起こした直後に起きている。
なにか、米軍の基地関係で日本国内の世論が米国にとって逆風になるたびに、悪役の中国が登場して日米間の結束を強めるように働くのはただの偶然か?
もしも、先の中国漁船も今回の自称活動家というのも、実は某国の工作員だったら…この事件で得をする者がいるような気がする。  


Posted by 猫屋萬斎 at 00:20Comments(1)政治関係

2012年09月13日

バブルバスVol2



この前に作ったものと同じ内容ですが、今回は肌の反射率を上げて、濡れた感じにしてみました。
水面の方も出来るだけテクスチャの変更でやってみたのですが、どうしても泡っぽくならないので、適当にPhotoshopで付け足してあります。
なかなか難しいですねえ。  


Posted by 猫屋萬斎 at 19:05Comments(0)

2012年09月13日

バブルバス



今回はバブルバスに挑戦してみました。
昔、スパイ映画なんかが流行ってた頃はよくこういうバブルバスが登場しましたね。
実際にはバブルバスというのは女の子しか使わないそうですが、そもそもどうやって泡を立てるのか、当時の日本にはほとんどこういうグッズがなかったので、非常に疑問でした。
さて、このイオリちゃんに関してはCGなので、体の表面とかお湯の表面に泡のテクスチャーを適用する必要があるんですが、そもそもこれはどうすりゃいいのか良くわからない(^^;)
ということで、今回は力業でPhotoshopを使って泡を手描きで付け足してみました。
写真とか参考になるものを全く見ずに、たぶんこんな感じという程度の思いっきり手抜きで描いてみましたが、遠めに見ればまあなんとか泡に見えないことも無い…汗
後で考えたら、肌の反射をもっと強くしてぬれた感じを出せばよかったと思ったのですが、こういうのを後の祭りというんですな。  
タグ :バスタイム


Posted by 猫屋萬斎 at 14:29Comments(0)

2012年09月11日

衝動買い

連日のように報道されているが、シャープが非常に苦境に立っているようだ。
一時は「亀山モデル」と賞賛され、携帯の画面までAquosの名前を誇らしげに謳っていたのがつい最近のように思える。
やはり量産品では人件費が激安の発展途上国にはどうやっても対抗できないのはしかたがない。
ならば、量産品でないものをこれからの商売にしていくのがやはり一番だろう。
前例としては時計がある。
かつてスイスの時計は世界的に有名だったのだが、日本製のクオーツに押されて一時は壊滅するかと思われた。
だが、その後超高級ブランドとして時計産業が生き返ったのは良く知られた話だ。
車にしても、実用面では日本車が一番と分かっているのに、フェラーリやベンツは消えることがなくそのめちゃくちゃにコストパフォーマンスが悪い車が憧れの的になっている。
要は、必需品なら安くて役に立つに越したことは無いが、人が「欲しい」と思うものについては効率よく量産する意味がないどころか量産できないことが、いちだんと価値を増しているといえる。
日本の「ものづくり」もそろそろそういう段階に入ってきていて「良いものをより安く」ではなくて「欲しがるものを高値で」という価値観に転換してもよいのではないだろうか。
とか、言ってたらベイシアの広告チラシで40型のAquosを安売りしてたので、つい衝動買いしてしまった。
フルハイビジョンでLED液晶なのにこの値段!
これじゃ、国内生産は割があわんのもうなづける。  


Posted by 猫屋萬斎 at 01:15Comments(0)

2012年09月10日

背水の陣は感心せんよ



やはり女の子のCGはウケますねえ(^^)見に来てくれた皆さんに感謝です。
調子に乗って、イオリちゃんのポーズ違いを作ってみました。 なんか共〇美容外科のCMみたいな感じですが、背中のラインがそこそこ綺麗に出たのでまあ成功ですかね。

というところで、ちょっと社会派の話題にしちゃいます。
最近は反原発をはじめとして行動する市民の姿が多くなってきました。
政治に関心を持って直接行動をする風潮が出てきたのはとってもいい事だと思いますが、一時のブームで終わらないようにしたいです。
前にも書きましたが、政府はこれだけ大勢の声が集まってもなかなか反応しようとしません。 それは、一度でもこうした運動に耳を貸してしまうと次々と国民の声に耳を貸さなければならなくなって、自分達の都合が通しにくくなってしまうという恐れからだと思います。
だから、相当根気よくあきらめずに続けないといけないと思います。
さて、そうはいってもなかなか思い通りにならないのが世の常。
例えばTPPは大勢の人が反対してますが、たぶんこのまま行けば参加して、成り行きで押し切られることになるでしょう。
もちろん、ただ押し切られたりしないように我々市民も政府に圧力をかけ続けなくてはいけないですが、もし押し切られたらどうするのかも考えておかなくてはいけないでしょう。
TPPに関しては特に農業関係は深刻な影響があると考えられていますが、もし反対意見が通らず、非常に不利な状況に追い込まれたとしてもそれで終わってしまうわけではありません。
どんなことになっても、現実には生きていかなくてはいけないのですから、最悪の場合でも次の一手を考えておくべきでしょう。
他の産業に関しても同じことがいえます。
現在、日本のお家芸は次々と他の新興国に取って代わられていますが、そこで悲観している場合ではありませんね。
いままでもそうだったように、なにか次に打てる一手があるはずです。
背水の陣といえば聞こえがいいですが、負けたら後が無いというような考え方はせず、あくまでも粘り強くしぶとく生き残ろうではありませんか。

というところで、何の脈絡も無くアングル違いでもう一枚オマケです。


  


Posted by 猫屋萬斎 at 00:56Comments(0)社会

2012年09月09日

バスタイム



前回の秘湯の旅が好調だったので、今回も「お風呂モノ」でいってみたいと思います。
今回はCGです。
このキャラ、ファイル名はIori Chan となっているので、普通に読むと「イオリちゃん」となります。
名前の感じからして日本人キャラなのかな?とも思うのですが、それにしちゃ目の色は青だし、見本のCGでは金髪なので良くわかりません。
名前のほうも伊織とか庵だと、無くはないかとも思うのですが、なんか古風な響きでこのキャラの感じではないですねえ。

CGだと、一回作っちゃえばアングル変えたりが楽に出来て非常によいです。
ちなみに、全く同じシーンでアングル変えたのがこれです。



評判がよさそうならまた別のポーズつけてみたいと思います。
  


Posted by 猫屋萬斎 at 00:31Comments(2)

2012年09月06日

日本社会の闇

優雅に女の子のヌードなんかを描いていたら、知り合いの家の息子が家出するという騒動が起きていた。
息子といってももう20代なので立派な大人なのだが、職場からいなくなってそのまま家に帰ってこないらしい。
彼の家はいわゆる「貧困」に格付けされる家庭で、頭は悪くなかったのでそこそこの公立高校に入ったが、経済的な理由で大学には進学できなかった。
高校を卒業して就職した会社は非常にきつい職場だったと思う。
なぜそう思うかというと、実は私は大学生の春休みに同じような業種の会社でアルバイトをしたことがあって、どんな仕事かという見当が大体付くからだ。
自分の場合は体を鍛える目的で、特に重労働のきつい職場ということでそこを選んだのだが、2週間で5キロくらい体重が落ちた。
彼の場合、元々肉体労働の職場が好きなわけでもなく、私のように期限を切ってのお気楽な学生アルバイトではなかったので相当苦しい職場だったのではないかと思う。
彼はまもなくこの会社を辞めたが、一度正社員を辞めれば高卒の中途採用でいけるところはもう非正規労働しかない。
次に入ったのは比較的希望に近い飲食業で、肉体的には前の会社ほどきつくはなかったと思うのだが、今度は休みが全く取れない上に長時間労働だ。
最近では労働基準法など真正面から無視する会社が増えてきているが、こんなところでも仕事があればめっけものというのが今の日本なのだろう。
彼は相当悩みを抱えていたかも知れないが、父親は昔風の人間で彼に「根性」がないことを責めていたというから、ほとんど誰にも話すことはできなかっただろうと思う。

そして、失踪した。

周りは職場とか家庭の人間関係がどうこう言っているようだが、そうじゃないだろう。
おそらく彼はこの世界の全てがうとましいのだと思う。
貧困家庭に生まれたというだけで、そこから抜け出す可能性を見出すことが出来ず、未来になんの希望もないこの国の全てに絶望しているのかもしれない。
そして、周りの全ての人間に消えてほしいと思ったのかもしれないが、それもできないのを知って、唯一できること。
すなわち、自分が消える道を選んだのだと思う。
両親は警察に行ったそうだが、警察からは「今のところ事件性が無い」と追い返された。
願わくば、何事も無く戻ってきてほしいと思うが、この国のあり方を変えない限り、こんな問題はそこいらじゅうで起きていることだろう。
経済弱者に対して何の希望も与えないということが、そもそも現代の日本を腐食させている元凶なのではないだろうか。  


Posted by 猫屋萬斎 at 00:26Comments(0)社会

2012年09月05日

調子に乗ってもう一枚



もう一枚秋の風物詩です。
やはり秋といえば露天風呂、秘湯の旅ですねえ。
こちらもPIXIVに投稿したものをちょいと加工してギリギリ18禁回避した形にしておきました。
昔はこのぐらいはへっちゃらでTV放映してましたね。
11PMの「秘湯の旅」シリーズといえば分かる人にはわかるかも(^^;)
PIXIVのほうの画像はもうちょっと湯気が晴れて、色々といい景色が見られます(笑)
  


Posted by 猫屋萬斎 at 19:28Comments(0)

2012年09月04日

手描きの絵です



ちょっと堅い話で文字ばっかりだったので、また女の子の絵に戻します。
これは「秋の精霊」というタイトルでPIXIVに投稿したものをちょっと改造して18禁じゃなくしたものです。
取ってつけたような紅葉がついているので分かると思います(笑)
これは主にPhotoshopを使って手描きで作っています。  


Posted by 猫屋萬斎 at 20:18Comments(0)

2012年09月03日

東京電力料金値上げ

今朝のニュースワイドショーで、東電の料金値上げの話題をやっていた。
一般家庭はもちろんだが、中小の業者さんはもう死活問題だろう。
しかも、これは2013年度からの柏崎刈羽原発の再稼働が前提で、これが再稼動しないとさらに値上げだとか…
番組では家庭や企業の対策として節電の方法などを紹介していたが、ちょっと待てよ危険
この値上げって、要するに東電の売り上げを増やすための値上げだよね?
ってことは、みんなが節電して使用する電力が少なくなったら、東電は売り上げが減るのでさらに値上げするんじゃないの?
電力会社は競合する相手がいないから、売り上げ上げようと思えば値上げするだけで簡単にできるのだ。
こんなことでいいのか?
東電から電気買ってる人たちはもっとこのこと考えるきじゃないの?
それから、中部電力にはマネさせないようにしましょう。
  

Posted by 猫屋萬斎 at 19:33Comments(0)

2012年08月30日

8月30日の記事

 先日テレ朝の「報道ステーション」に浅田次郎が出ていて、その中でチェルノブイリのことを「灰色のマトリョーシカ」と呼んでいた。
 これは事故後、石棺という名づけられたコンクリートの覆いが老朽化して放射能が漏れ出すため、その外側に新たな石棺を被せるという、半永久的に続けざるを得ない工事を表現したものだ。
 この表現はスゴイというかウマイ!
 さすが一流作家の表現力はたいしたものだ…と感嘆しつつ、この「恐怖の遺産」とも言うべき問題を考えてみた。
 誤解を恐れずに言えば、私のように昭和30年代前半ぐらいの生まれになると、もう原発事故など本当はそれほど恐れる対象でもない。
 理由は簡単、今後また原発事故が起きたりして放射線の影響やらなにやらで健康を害する前に、成人病や寿命でくたばる可能性のほうが圧倒的に高いからだ。
 我々よりもさらに高齢者が多い財界や政治家などからすればなおさらどうでもいい問題だろう。
 しかし、若い世代やこれから生まれてくる世代にとっては現実的に問題だ。
 原発事故はまた、必ず起きる。
 起きる確率がゼロでなければそれは必ず起きるというのはマーフィーの法則だが、これは皮肉でも諺でもなく、れっきとした物理法則だ。
 また「万一」原発事故が起きなくても、そこから生み出される高レベル放射性廃棄物は処理のしようがない。
 「近いうちに」これを何とかする技術でも開発されればいいが、そうでなければこの放射能のゴミは増え続けて、いつかは人類を滅ぼす脅威になるだろう。
 だから、これからの世代も、人類の未来も滅びてよいと思うのならどんどん原発を作り続ければよい。
 それを決めるのは一部の政治家や財界人ではなくて全ての人間の責任ですぞ。  


Posted by 猫屋萬斎 at 00:33Comments(2)政治関係

2012年08月26日

ファーストコンタクト

 K先生好みのスペイン系の女の子がなかなか作れないので、突然だけど自己紹介を兼ねてこれまで自分のやってきた仕事など振り返ってみようと思う。
 先日、小学校からの付き合いの友人と話していて、もうこのぐらいの年齢になると残りの人生のほうが確実に少ないよねというようなことを言っているうちに、多少でも自分のやってきたことなどどこかに残しておいてもバチは当たらないだろうと思い始めた。
 ということで、これから気が向いたときに自分史みたいなものを書いていこうと思う。
 特にメインは自分でやってた美少女ゲーム関係の話になるが、こちらはかなり差障りがあるところがあるので、そのあたりは仮名かなんかでごまかして、そうでない部分は実名でいくのである意味、当時の業界の裏話にもなるかもしれない。
 ということで、まずはパソコンとの出会いの話。
 パソコン(当時はマイコンと呼んでた)には大学生の頃から興味があったのだが、その当時は簡単なマザーボードとキーボードなんかを組み合わせて作るようなキットが主流で、その中でも一番人気だったのがこのLkit-16というものだ。




 御覧のように現在のパソコンとは似ても似つかない、むしろ電卓に毛が生えたような代物だが、値段はけっこうしたように思う。
 しかし、問題は値段ではなくて、その使い方だ。
 Lkit-16の詳しいスペックなんかはWikiあたりで調べれば載っていると思うのでハードウエアに関する解説はしないでおくが、とにかく素人が使えるような柔らかいものではなくて文字通りのハードウエア(堅物)だった。
 この頃はOSなんか無いので、マシン語か少なくともアセンブラが分かってないと全く手が出せない。
 もちろん記録メディアも付いていないので、動かすたびにキーボードからダイレクトにコマンドやらマシンコードを打ち込むという、生物界に例えればまるで原生動物レベルのコンピューターだった。
 自慢じゃないが、私は理数系の大学に入っている割には理数系は大の苦手で、特に電気関係は全くチンプンカンプン。
 もちろん初期のプログラミング関係や電子工学系の専門書など全く歯が立たなかったので、その手が得意な知り合いが自作したテニスゲームの機械なんかをTVに接続して遊ぶくらいが精一杯。
 このLkit-16は横目で見ながらも購入するには至らなかった。
 たしか、もうちょっとマシなビジコン(ビジネスコンピューターの略か?)なるものがあったような気がするが、こちらははるかに高価で、趣味レベルで手に入れるようなものじゃなかったので、最初から選択肢には入らず、興味はあれども手が出せない状況だった。

(以下次回)  


Posted by 猫屋萬斎 at 23:25Comments(0)自分史

2012年08月23日

今はさらばと言わせないでくれ



 昨日のメガゾーン23がなんか評判良かったようなので、引き続きなつかしのアニメシリーズで、これです。
 こちらはメガゾーンよりもはるかにメジャーなのでわかる人も多いんじゃないかと…
 モチーフはご存知映画版の宇宙戦艦ヤマト2・愛の戦士達です。
 このキャラはテレサといって、こういう感じの絵がやたらとポスターなんかに出ていました。
 もっとも、松本零士のキャラはもうちょっと細身で細面なんですが、なかなか似てるフィギュアが少ないのと、一番苦労したのは髪ですね。
 上手く後ろに流れてくれなくてモーフをいじるのが大変でした。
 背景はPhotoshopでブラシデータの宇宙関係を使ってます。 かなりいい加減につけたのですが、一応サマになってるんじゃないでしょうか。
 これだからPhotoshopはやめられんのですよ(^^)
 しかし、レトロアニメのネタでもフルヌードのキャラはあまりいないので、モチーフがなかなかないですうう…  


Posted by 猫屋萬斎 at 00:39Comments(0)

2012年08月22日

背中越しにセンチメンタル



服のほうがあまりにも上手くいかないので今回はちょっと趣向を変えて、以前にPixivの方へ投稿したものを紹介します。
こちらはPoser8で作ったキャラに、フリーデータの未来都市っぽい背景を重ねて、Pohotoshopで効果など描き足してあります。
 モチーフは昔のOVA「メガゾーン23」なんですが、もう知ってる人も少ないでしょうね。
 ただ、Pixivの方では結構知ってる方がいて、その昔アウシタン(←これわかる人は相当なロートルオタクです)だったとか、非常に懐かしいです。
 ちなみに、元のアニメのほうはマクロスで一躍有名になった美樹本晴彦さんとスタジオぬえで、いかにもアニメバブル創世期の熱気というか暴走した感じの作品です。
 特にこのキャラクターは時祭イブというアイドルなんですが、実は実体の無いAIで、映像はCGだというのが一つのオチになっています。
 今にして思えば、アイスの実のAKBみたいなもんですが、当時は最先端だったんですねえ。
 また、この作品はイブが歌ういかにも当時っぽいボーカルが、バブルの時代を思い出させてくれます。  


Posted by 猫屋萬斎 at 02:06Comments(0)

2012年08月20日

SSSの実験2

 この前から職場のK先生が気に入るようなスペイン語圏風の美女を作ろうと思っているのだが、なかなか上手く合う服がなくて困っている。 ヌードで出してもいいのだが、そうすると今度はポーズとか、NG部分が多くて、これも絵的には非常に汚い上に面倒くさい(^^;)
 そこで、今回はちょっと趣向を変えて化粧とSSSを一緒に使ってみようと思い、こんな感じのを作ってみた。


 モデルはまたアキエさんだが、まずテクスチャーの肌色を明るくして色白にした上、アイシャドウとアイライナー、口紅を付け、さらにSSS(サブサーフェイススキャッタリング)を設定してみた。
 アキエは日本人キャラを意識してか、ちょっとやりすぎなくらい肌色が黄色っぽい。
 実際の日本人の女の子はもっと色白な子が多いのでこのぐらい明るいほうがいいんじゃないかと思ったりする。
 オリジナルのアキエはこんな感じだ。


 これはこれでリアルといえばリアルだが、化粧っ気が無いのと肌色が濃すぎるのでちょっとエスニックな感じさえしてしまう。
 一般的にはどちらのほうがウケるんだろうか?
 ちなみにアキエは貧乳キャラなのでK先生のストライクゾーンからはかなり逸脱していると思える。  


Posted by 猫屋萬斎 at 01:20Comments(0)