› ねこさんのお絵かき日記

  

2021年09月20日

小説の連載

小説の投稿サイトを色々見た結果、やはり適当なのが無い!
ということで、いよいよこのブログで勝手に連載を始めようかと思うが、HAMAZOの規定になんかあったかな?  

Posted by 猫屋萬斎 at 22:38Comments(0)自分史

2021年09月13日

異世界…とは?Vol.2

さて、この前から小説の投稿をしようと思って、いくつかの大手投稿サイトを調べてみたが、どうも雰囲気が合わない上に制限条項がメンドウで投稿しづらい。
例えば、時々自作のCGを投稿しているところは文字数制限が3万文字(私のは1巻目のみで13万文字)とか、エロ表現で18禁とかのマークを付けられたりとか、全く自由に書けない。 オマケに投稿されているものの大半がライトノヴェルの異世界モノ。
私が書くのは、AIに自我が生まれるのか?ということをテーマにしたかなり重い内容のハード系SFなので、全く時流に逆行している。
それにしても「異世界」ってのは何なのか? 適当に設定をつけただけのファンタジーっぽいものではあまりに底が浅い! 投稿サイトの中にはジャンル分けされているところもあるので、その中から「SF」のジャンルのものを少し読んでみたが…
「ある日、突然ゲームの世界に入っていしまった」的なものが多い。 これじゃファンタジーの異世界モノと同じじゃねえか!
どうしたものかと悩むところではある。



  

Posted by 猫屋萬斎 at 22:48Comments(0)

2021年09月09日

竜とそばかすの姫

最近どうも気欝で困る。これはある意味コロナのせいだが、一般に言われているのとは逆で、仕事が忙しすぎる。
特に緊急事態宣言が出てから、他に行くところが無いのか客数が激増! その中には明らかに感染している人間も平気で買い物に来る。
そんなこんなで鬱憤も溜まってきたので、気分転換に映画を観に行った。 観たのは「竜とそばかすの姫」。
それほど期待せずに行ったのだが、予想は大きく外れた。 まさに「圧倒的」の一言。
特に映像表現とヒロインの歌には感性を直撃された。 劇場版アニメで泣いたのは「さらば宇宙戦艦ヤマト・愛の戦士たち」以来久々である!
この作品はかなり好みが分かれると思うので、一概にお勧めはしないが、自分的にはここ数年で最高の一作だと思う。



  

Posted by 猫屋萬斎 at 22:38Comments(0)

2021年08月29日

詐欺電話の情報 拡散希望

本日、以下の番号から電話が掛かってきました。

090-6447-9699

出てみると「北海道の物産ナントカ…」と名乗る男からで「この度はご注文ありがとうございました…」と言ってきました。
全く心当たりが無いので「心当たりがありません。人違いではないですか?」と答えたところ、突然切られてしまいました。
これは明らかに詐欺電話です。 ここで心当たりが無くても何となく「ハイハイ」と答えていると、いつの間にか注文したように誘導されて、後日法外な請求書が届くと言うことになります。
実は以前に私の親戚が同じような目に遭って、請求書を送られました。 この時は相談されたので簡単に撃退しましたが、相手は「支払わないと法的措置を取る」などとはったりをかましてきますので要注意です。
この電話番号は明日にでも警察に通報するつもりですが、ぜひお気をつけ下さい。

  

Posted by 猫屋萬斎 at 23:15Comments(0)犯罪情報

2021年08月22日

異世界…とはvol2

「異世界モノ」というジャンルについて考えてみた。
そもそも異世界というのは何か? この手の小説をつまみ食いしてみると、基本的に現在われわれが生きているこの宇宙と同じ物理法則の世界らしい。
しかも、場所はどう見てもこの地球、又は地球とほぼ同じ自然環境の惑星と言うことらしい。
これをガラっとかえてしまうと、そもそも物語として成立しないからまあ、これは仕方ないところだろう。
しかし、大抵の場合は現在の地球上では起こり得ないような現象が起きたり、絶対に存在しないようなものがいたりする。
簡単に言うと「魔法」(のようなもの)だったり「モンスター」(のようなもの)だったりする。
しかし、こういうものが普通に存在する世界なら人間の精神性や宗教観、死生観なども我々とは大きく違ってくるのではないだろうか?  

Posted by 猫屋萬斎 at 19:29Comments(0)

2021年08月20日

異世界…とは?

さて、小説を投稿しようとして投稿用のサイトをいくつか見てみたが、どうも上手く行きそうにない。
ある、有名サイト(ここは自分がCGを時々投稿するのである程度勝手がわかっている)はどうかと思って、投稿規定を見てみると、3万文字以内となっている。 私の書いた小説は一巻目が約1万文字、二巻目に至っては13万文字なので、到底入りきらない。
ということで、ここは断念して他のサイトを当たってみた。
いくつか有名どころを当たってみた結果、目につくのが「主人公がある日、気が付くと突然『異世界』にいた」というパターン。
これは“異世界モノ”というジャンルなのだが、この異世界というのは本来非常に難しい設定だと思う。  

Posted by 猫屋萬斎 at 22:18Comments(0)

2021年08月16日

久しぶりのい投稿

本当に久しぶりの投稿になります。 元々SNSにあまり興味が無くて、他人の書いたものはほとんど読まないので、ちょっと気を抜くとこのように長期のお休みになってしまいます。
さて、私もだいぶ歳を取りまして、あらゆることに体力もモチベーションも無くなってきたのですが、これまで何もやってこなかった、というかロクなことをやってこなかったので、少しはなにかやって人生の幕を閉じようと思っておりました。
そんな折、大学時代からの友達で、小説を書いている男から「一度小説を書いてみろ」とそそのかされました。
彼とは非常にコアなオタク友達で、大学時代はロボットアニメを中心に熱く(笑)議論していた間柄です。
と言われてもこれまで小説など描いたことが無い。書いた文章の大半はパソコン向けの美少女ゲーム、いわゆる「エロゲー」のシナリオだけだけだったので、最初からどうすればいいのか全く分からなかったのですが、どうせ不特定多数の人に読んでもらう訳でもなく、買っていただくものでもないので、気にせずに行こうと開き直りました。
それで書き始めたら、自分でも驚くほど書くのが楽しくなってきて、簡単に単行本一冊分くらいのものが書けてしまいました。
先に不特定多数に読んでもらうものでもなし、と書きましたが、なにか作れば誰かに見せたくなるのが人情というもの。
しかし、どうすれば発表できるのか‥
製本してコミケに出すというのもありますが、コミケに行くこと自体が面倒くさい!
何かいい方法はない者ですかねぇ?  

Posted by 猫屋萬斎 at 21:06Comments(0)

2013年08月15日

反射の効果


今回は鏡面への反射の効果を使って作ってみました。
モチーフは「2001年宇宙の旅」のモノリスなんですが、ブログの画像としてはギリギリのところで切り取ってるので、なんだか良くわからないですね(^^;)。
PIXIVの方へはR-18指定で全身サイズを載せてます。
しかし、それにしても暑い!
このところ熱中症気味なのか、体調不良でダルくてしょーがないですよ。
今日は珍しくお休みなので、家でエアコン効かせてCGいじってますハート  


Posted by 猫屋萬斎 at 14:18Comments(0)

2013年08月02日

夏の風物


今回も水面の試行錯誤による副産物です。
夏と言えば「行水」。
この「行水」ってのが妙に色っぽい感じがしませんか?
絵的にはかなりきわどいところになりましたが、まあ実際には問題になるようなところは出てないのでいいんじゃないでしょうか。
  


Posted by 猫屋萬斎 at 01:59Comments(0)

2013年07月29日

久々のブログ

一緒に入ろうよ


フェイスブックの方にかまけていたら、ブログの方がとんとお留守になってしまいました。
世の中にはブログやってFBやってTwitterやってLineとかやってる人が多いようですが、どうやったらそんな時間が取れるんでしょうか?
私なんか、どれか一つやるだけでも手一杯なので、ぜひ秘訣を教えていただきたいものです。
さて、こちらはCGですが、今回は水面の表現を試行錯誤しながらやってみました。
どうにか液体には見えるようになったと思います。
それと、このキャラは初めのころエイリアンやフライデーと一緒に登場してた娘で、今回髪型を変えてみたところ、すごくいい感じになりました。
特に美人じゃないんでうが、お気に入りのキャラで、つい題材に使ってしまいます。
こういう日本人っぽい顔が結構好きなんですよ。
  
タグ :お風呂混浴


Posted by 猫屋萬斎 at 00:00Comments(0)

2012年12月31日

今年もいよいよ終わりですね。

このところ、CG作ってる暇が無いので色気の無い文章だけです(^^;)
今年も色々ありましたが、政治関係では年末の衆院選挙でしたね。
今回、民主党の大負けは予想してましたが、自民党があれほど取るとは思いませんでした。
マスコミの分析では、それ以外の党が離合集散を繰り返したせいで票が割れてしまい、結局一定の票田を持つ党に有利な小選挙区制の特徴がはっきり出たということです。

ところで、ご存知の方も多いかもしれませんが私は根っからの共産主義者です。
自慢じゃないですが、小学生の頃に独自に考えた思想が共産主義とほとんど同じだったので、筋金入りと自負しています。
それで、現在は日本共産党に入っていまして、選挙活動なんかもやっているのですが、今回の選挙で無党派の皆さんと話していてふと気付いたことがあります。
無党派の人達や反民主の人達に共産党の主張を話すと多くの方がこう言います。

「共産党はねえ・・・言ってる事は一番正しいと思うんだけどね…」

この「けどね…」の後に何が来るのか???

以下新年に続く。  


Posted by 猫屋萬斎 at 18:48Comments(0)政治関係

2012年12月10日

棄権はいかんよ

パソコントラブルの延長で、ちょっとCGが上手く作れないので今回は絵無し、色気無しです涙
さて、この年末に来てあわただしい最中に衆院選ですよ。
大迷惑だという人も多いでしょうが、ここは棄権せずにぜひ選挙に参加しましょう。
そもそも、棄権するってことは政治に参加する権利を放棄するということなので、その後で政府のやり方がまずかろうが、暮らしが苦しくなろうが棄権した人には文句言う権利は無いと思いますよ。
どうせ投票しても政治が変わらないという考え方こそ幻想です。
どこかの国みたいに政治を変えるために政府軍と戦ったり、爆弾テロしたりしなくても一票入れればいいだけなんだから簡単なもんです。
逆に誰もが選挙に関心が無くて、政治を思うようにしたい人達だけが投票するなら、戦争を始めようが原発をどんどん作ろうが、貧民だらけになろうが、そして国が滅ぼうが文句を言う権利ありません。
どうしても棄権する人達はやがて「そんなに投票率が悪いなら選挙そのものをやめましょう」とか政府が言い出したらどうするんでしょうか?
  


Posted by 猫屋萬斎 at 00:19Comments(0)政治関係

2012年12月02日

やっと回復

やっとパソコンが直りました(^^;)
システムの入ってるHDDがハード的にクラッシュしかけていたので非常にやっかいでした。
とりあえず同じ容量のHDDを取り付けて、バックアップから復活しようとしたのですが、なにやらエラーメッセージが出て、別の日付のバックアップを使えとか言ってきました。
そこで、さらに一週間前のBUから修復をかけたところ、今度は完全にダンマリ状態…
どうやら、システムのHDDを修復する際には生のHDDではだめだったようなのですが、なんだか正体不明な状態になってしまって一苦労しました。
まあ、とりあえず直ったようなので、またボチボチ書いていこうと思います。  


Posted by 猫屋萬斎 at 02:22Comments(0)

2012年11月15日

困ったこんだ

先々週あたりからなんか、パソコンの挙動がおかしいと思ったら、とうとうHDDが故障しかけていることが判明。
しかもシステムやら各種ソフトが入っているCドライブなので事は重大です。
一応バックアップは週単位でとっているのでさっそくHDDを新調して入れ替え、バックアップから復活しようとしたのだが…
なぜかうまくいかない(_ _;)
ほんとに困ったもんだ。  

Posted by 猫屋萬斎 at 14:00Comments(0)

2012年10月28日

石原氏新党結成



今回もお約束のヌードCGからスタートです。
この前から度々登場しているアサギリさんです。
今回は具体的な水辺の感じを出すために水草などを配置してみました。
これらの小道具はP9にデフォルトで入っていたCG部品です。
なんか妙なシチュエーションの絵面になってしまいましたが、一応水辺の感じは出たのでOKとしときます。

ということで、本論の石原さんの新党結成についてです。
中日新聞のコラムによると、この人が前回都知事選に出ることにしたのは森・元首相の説得によってだそうですね。
森さんは石原氏が都知事でないと息子の伸晃さんが自民党総裁になる目は無いと言ったとか…
これで立候補したなら、やはりかなりの親バカという感じですが、その伸晃さんが森さんの後押し受けながらも総裁になれなかったので、その腹いせで新党結成したとかしないとか…
まあ、だれが新党結成するのも自由ですが、投票するほうの我々一般市民はムードやイメージに流されず、しっかりと政治姿勢や思想を評価して投票するようにしないといけませんね。
前回の選挙の結果、一番痛い思いをしたのは他ならぬ有権者の我々ですから。  


Posted by 猫屋萬斎 at 00:06Comments(0)政治関係

2012年10月20日

やや低調



水面への反射が面白くなったので、調子に乗って作ってみました。
現在、水面を半透明にして透けてる部分に屈折を入れてみようとしてるんですが、どうもいい感じにならない。
他の人の作品観るとできてるので、なんか私のやり方が間違ってるんでしょう。

さて、ここしばらく気管支炎のため気管支拡張剤のお世話になりっぱなしです。
これが効いてる間はいいんですが、問題なのは副作用で睡眠障害が出ちゃうことです。
おかげで、昼間の変な時間帯に急激に眠くなったり、情緒不安定になったりするので非常にマズイです。
まあ、情緒不安定になるのは他にも理由があるんですが、そちらのほうはなんとか来月には改善できるんじゃないかと思います。
いずれにせよ、季節の変わり目に色々なものが舞ってくるので困ります。
  


Posted by 猫屋萬斎 at 23:59Comments(0)

2012年10月18日

ハロウィンが近いね



以前にハロウィン用ということでPIXIVに投稿した絵です。
ハロウィンの語源は聞いたところによるとオールハロウズデイイーブン、すなわち「万聖節前夜」ということで、色々な霊やらもののけが集まる日だそうです。
日本で言うと盂蘭盆みたいな感覚かとも思いますが、向こうではご先祖様の霊が帰ってくるというわけではないようです。
万聖節というのは良くわからないのでWikiかなんかを参照していただくとして、この晩は子供達がご近所を回って「お菓子くれなきゃいたずらするぞ」という掛け声をかけてお菓子を貰って歩くという習慣は最近では日本でも知られるようになってきましたね。
ところで、浜名湖に突き出している村櫛半島というところに昔、村櫛荘という公共施設があったのをご存知でしょうか?
ずいぶん前のことになりますが、この村櫛荘で「はまなこん」というSFファンのコンベンションが開かれました。
このとき、私もスタッフの一員で、ちょうどハロウィンの日が開催日だったのでこれちなんだイベントとして企画しました。
この頃はまだハロウィンはあまり世間には知られていなくて、一部のホラーマニアとかSFファンのみがコアなお祭りでした。
実は「はまなこん」はこの頃毎年開催されていたのですが、この会場でやるのは初めて、オマケにスタッフも初めての者が多くてすったもんだがあり、大波乱の一夜になってしまいました。
参加者の皆さんと施設側にはいろんな意味で迷惑をかけることになってしまいましたが、逆にこの日を境に、それまでなんとなく集まって同窓会っぽく宴会をやっていた人たちが「仲間」として強く結束しはじめたように思えます。
村櫛荘がなくなってしまったのはなんとなく寂しいですが、今でもこのときの仲間達はずっと絆が繋がれているように思えます。  


Posted by 猫屋萬斎 at 12:11Comments(0)

2012年10月13日

中秋の名月



急に涼しくなってきましたね。
2~3日前まで夏のままだったのが、急に晩秋。
この急激な変化には体調のほうがついていけません。

今回は中秋の名月がテーマです。
前回から登場のキャラクターは、PIXIVの方で豆腐さんという方が配布しているAsagiriというデータです。
これは当然、朝霧さんという名前でいいと思うのですが、ちょっと源氏名みたいですね。
ここでの呼び方は「アサギリさん」にしておきます。
このアサギリさんのデータはインジェクション(体型などの変形)データしかないので、髪の毛や肌のテクスチャーは色々なところから引っ張ってきた流用品です。

今回は前方に月を配したかったので、円盤状のプリミティブを奥のほうに置いておき、それにスポットライトを当てました。
出来上がったものにさらにPhotoshopで若干修正したのがこれです。

かなりの美形キャラですがこちらを向かせられないのが残念!  


Posted by 猫屋萬斎 at 00:54Comments(0)

2012年10月10日

星が綺麗に見える季節になってきましたね



今回は難しいお話は無しで、CGのみです。
前回、床を鏡面にするのに成功したので、今回はさらに波模様のバンプマッピングを入れて、水面に見えるようにしてみました。
背景の銀河は本物の写真に手直ししてあります。
今回は400ピクセルの横幅にするとどうしても星が潰れてしまうので、ちょっと大きめにしました。
PIXIVの方にはオリジナルの大きさで載せてますのでよろしければ観てくださいな。  


Posted by 猫屋萬斎 at 00:45Comments(0)

2012年10月07日

格差の話Vol.2



今回も内容とは何の関係も無いきわどいCGが挿絵です(笑)
これもこの前と同じくアミちゃんというキャラクターですが、髪型が違うのでちょっとワイルドだろ~?
ちなみに、ネット上のショップではこんな感じの広告で販売されてます。


ご覧のように、一言で言って実にケバイ!
髪と服はデータには入っていないので、同じメーカーさんの別部品だと思いますが、メイクやタトゥーなどはセットに入ってます。
これらを全部抜いてスッピンにすると先のような感じになります。

ということで、またここから社会派のお話しです。
前回、規制緩和というのが実は雇用者側の規制を緩和するだけだったので、雇用される側はこれと反対に、大幅に権利を奪われたということを書きました。
実際、私の知り合いでもあの時の選挙で自民党に投票したのに、規制緩和のあおりで工賃がひどく低下してしまい、廃業を余儀なくされた人がいます。
彼は「あの時はあまり考えずに小泉人気に乗って投票してしまったが、こんな結果になるとは…」とぼやいていましたが、これは後の祭りです。
ちなみに前回の選挙で民主党に投票した人達の中にはもっと裏切られた気分の人が多いのではないでしょうか。
さて、この規制緩和ですが、これが元々は米国からの要求によるものだということはあまり知られていないようです。
あるニュース番組で、鳥越さんが言っていたのには、米国は日本の企業の体質を弱めるためにこの規制緩和を迫ったのだということです。
つまり、これまで日本の企業を支えて戦後の「奇跡の復興」を成し遂げてきた原動力である終身雇用制や会社への忠誠心、献身的な労働などを根こそぎ破壊するには労働条件の規制緩和が最も効果的であることを米国は見抜いていたわけです。
もちろん、米国側の狙いはこれだけではなく、日本国内に外資の産業が入りやすくするためというのもあります。
外資系の会社に就職して、海外にバンバン出張して、日本人同志なのに英語でビジネス会話をするのがカッコイイという風潮を作ったのもこの頃でした。
そもそも、日本の企業と米国の企業ではそこで働く人の感覚がまるで違います。
米国では労使の関係は基本的に契約そのものです。
したがって、労働者は自分の仕事はプロとして全うしますが、それは会社や同僚のためではなく自分自身のためです。
自身のスキルや能力を上げて、仕事を成功させ、よりよい条件の会社に自らを売り込むのが米国流ですから、ある意味日本の規制緩和は当たり前というか「やっと米国並みに自由になった」というところでしょう。
このあたりに、なんでも米国流が正しいと考える米国民特有の考え方が見て取れます。
かたや、これまでの日本の企業は古代から続く「ご奉公」に近い感覚です。
この考え方はひとたび「○○様のお家」に召抱えられたら、一生録に与ることが出来る代わりに一命を賭して殿様にお仕えするというものです。
これは武士の世界だけではなくて、農民でも商人でもおなじことです。
ここでは組織の上から下まで、階層の違いはあっても、同じ目的意識、同じ価値観、同じ文化そして同じ方向性を共有しています。
元々日本人にはこうした形の組織が向いているのか、この形の中では非常に大きな力を発揮します。
日米の野球を見ても「犠牲フライ」を好評価するのは日本人のほうが圧倒的に多いのはこの「個よりも全体を優先する」美学という考え方が浸透しているからではないでしょうか。
しかし、雇用関係の規制を緩和し、株主への配当を最優先するようになってから、この形は大きく崩れてしまいました。
派遣や短期の非正規労働では勤め先の会社への忠誠心など湧くわけもなく、数少ない正社員との間には差別感は生まれても同胞意識など生まれようはずがありません。
これによって、その場限りの仕事、と見限る無責任な従業員が大幅に増え、逆にやる気も能力もある者が、その能力を生かせるほどの訓練期間や生長期間を得ることが出来ないために、不当な低賃金でその日暮らしを強いられるというケースも多く生まれてしまいました。
つまり、現在日本の産業界が不振にあえいでいる原因は自らが作り出した不公正な労働環境のせいだと言えます。
逆に言えば、経営者や株主が貪欲であることを改め、労働者の権利と地位を高めることこそが日本再生への最短距離ではないかと思います。

ちょっと言葉が足りない感じなので後はまた「次回に続く」ですはまにゃご  


Posted by 猫屋萬斎 at 00:46Comments(0)社会